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2014年 09月 30日
那須山 火山活動
御嶽山の噴火で自然の驚異をまざまざと見せつけられ、他人事ではない那須山の過去の火山活動を調べてみました。

概要
 那須火山は関東平野北端の関谷断層に沿って南北に配列する主として安山岩からなる成層火山群。活火山としての那須岳はその1峰で別名、茶臼岳。構成岩石のSiO2量は52.1~65.2wt.%である。
 那須火山群では北から南に活動中心が移動して、甲子(かっし)旭岳火山は約50万年前、三本槍火山は約30万年前、朝日岳火山と南月山(みなみがっさん)火山は約10~20万年前に、それぞれ活動した成層火山である。また、那須火山群では過去に数回の山体崩壊が起きて、20万年前以前に黒磯岩屑なだれ、約14~17万年前に那珂川岩屑なだれ、約3~4万年前に御富士山(おふじやま)岩屑なだれなどを発生させ、その堆積物は東側の山麓の広い範囲を覆っている。
 那須火山群で最も新しい茶臼岳火山は、約1.6万年前から活動を開始し、溶岩・火砕物を大部分は東山麓に、一部は西側の那珂川上流部に堆積させている。
 茶臼岳は東に開く大きな崩壊凹地中に生じた新しい火山で、数枚の溶岩流・火砕流と頂部の火砕丘・その中の溶岩ドームからなる。溶岩ドームの中央火口(直径100m)の内外には噴気孔が多いが、特に西斜面の2つの爆裂火口内では活発な噴気活動が続いている。有史以降の噴火はすべて爆発型。泥流を生じやすい。

引用 気象庁ホームページ

「噴火はすべて爆発型」御嶽山のようなものでしょうか、特に那須は噴火口すれすれに登山道がありますのでひとたまりもありません。

過去に水蒸気爆発は数回あった。
那須山 火山活動_b0229469_2274980.png

引用 気象庁ホームページ 那須岳 有史以降の火山活動

調べるまでしりませんでした、茶臼岳の西側で数回あったようです。
いまもモクモクと噴煙をだしている無限地獄あたりでしょう。
50年前を最後に水蒸気噴火は無いようですが、この沈黙の期間が不安に感じます。

はじめの1408〜10(応永15〜17)の噴火は死者も出ているようです。
マグマ噴出量は 0.041DREkm3。(VEI4) 初めて見る単位です(火山爆発指数で中規模らしい)

那須山の防災マップ
http://www.town.nasu.lg.jp/ct/other000006100/kazanbousaimappu.pdf

今回の御嶽山噴火で噴火予報いかに予測不能かが露呈したとも言えます。
ニュースでは「山小屋の方が硫黄の匂いが濃かった」などとの少しの変化があるのかもしれません。



本サイトはこちらより
y-h-photo.jp


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by troutangling | 2014-09-30 23:36 |


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